【稲門建築会メルマガ】No.247≪2025.3.27≫ XXXX様
2025/03/27 (Thu) 14:08
※本メールは会員の皆様への一斉配信です。
XXXX様
会員番号 XXXX
ようやく春の訪れを感じられる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
写真は昨日執り行われた学位授与式の様子です。
今年は大隈講堂での開催となり、私も運営側として参加しました。
改めて、大隈講堂は多くの人々にとって思い出が詰まった特別な場所であることを実感しました。
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
早稲田大学建築学科・研究科での学びと経験を糧に、それぞれの道でご活躍されることを心よりお祈りしております。
広報学生委員 杉山美緒(古谷・田中研究室 修士1年)
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00 コンテンツ
01 コラムNo.1 田辺新一教授
02 訃報 石福昭先生
03 こちら事務局
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01 コラムNo.1 田辺新一教授
2025年3月23日(土)午後、稲門建築見学会がつくばみらい市の「高砂熱学イノベーションセンター」で開催され、約60名の参加がありました。
設計は三菱地所設計、施工は竹中工務店によるものです。
高砂熱学工業は、皆様もご存じのように、我が国における空調設備のパイオニアです。
米国で世界初の近代空調がキャリア博士によって発明されたのは1902年といわれていますが、そこからわずか30年後、初代社長・柳町政之助氏は日本でターボ冷凍機を開発し、大阪朝日ビルにおいて冷房を実現しました。
その高砂熱学工業の創立100周年を記念し、「地球環境負荷の低減と知的生産性の向上を両立したサステイナブル建築」をコンセプトとして計画された研究施設が、「高砂熱学イノベーションセンター」です。
同施設では、省エネ、太陽光発電、バイオマス・コジェネレーションなどを組み合わせ、ZEB(Net Zero Energy Building)を達成しています。
ディマンド・レスポンスのためにテスラの蓄電池も設置されています。
田辺研究室も、同施設における検証評価などを共同で行っています。
これまでに、省エネ大賞 経済産業大臣賞、空気調和・衛生工学会賞、ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)賞、日経ニューオフィス賞など、数々の賞を受賞しています。
見学会は3班に分かれて行われ、約1時間半にわたり実施されました。
ワークプレースや実験室に加えて、空調の歴史や温湿度を体験できる施設も併設されています。
当日は亀井会長もお越しくださいました。
見学後には、環境建築の発展を目指す分野横断的な交流を目的としたディスカッションが開催されました。
ファシリテーターは堀川氏(日建設計)が務め、山本氏(高砂熱学)、大森氏(意匠・三菱地所設計)、金子氏(意匠・竹中工務店)、武藤氏(設備・三菱地所設計)、田辺のほか、会場の方々や学生も参加し、1時間にわたって活発な議論が行われました。
土曜日にもかかわらず快く受け入れてくださった高砂熱学の皆様に、心より感謝申し上げます。
なお、写真の背景には、同社も参画している「HAKUTO-R」の衛星モデルが写っています。
同社は現在、月面用水電解装置の開発にも挑戦しています。
写真左から:佐部利氏(高砂熱学・技術研究所長)、藤野氏(三菱地所設計)、山本氏(高砂熱学・研究開発本部長)、亀井会長、田辺、堀川氏(日建設計)
高砂熱学百年史
https://www.tte-net.com/100th/history/index.html
早稲田大学教授 田辺新一(苗1982)
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02 訃報 石福昭先生
元早稲田大学教授 石福昭先生(苗1955)が3月17日に亡くなられました。
葬儀はご家族だけで営まれたとのことです。
石福先生のご功績は稲門建築会HP早稲田建築アーカイブスに収められています。
http://waarchives.org/person/053/
故人を偲び心よりご冥福をお祈りいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
03 こちら事務局
昨日は卒業式でした。
卒業生の皆さんおめでとうございます。
世界で活躍するよう祈念いたします。
さて、2/28に特別功労賞の選考委員会が開催されました。
長寿高齢化化のため50~60才代の受賞者が少なく本来若手に与える奨励が高齢化の傾向にあります。
現役の方のための賞を設ける必要があるのではという意見が出て、賞の見直しを行うことになりました。
3/14には企画運営会議が開催され亀井会長は大阪からリモート参加、杉谷副会長、田辺副会長、田名網副会長、各委員会委員長、副委員長が参加し、終了後飲み会が開催されました。
部屋が狭くぎゅうぎゅう詰めで、そのせいか話が盛り上がり、建築談議に花が咲きました。
そんな中で田辺先生が持ち回りで「コラム」を書いて会員に興味を持ってもらおうと言いだし、トップを切って書いていただくことになりました。
今号から始まりました。
稲門建築会では今後も楽しい企画をたくさん用意しております。
これらの活動のために会費の納入をお願いいたします。
メルマガ3月号 おまけ
先日香港に行って来たので建築の最新情報をお届けいたします。
香港島の中環の新たなランドマークビルとしてThe Hendersonが竣工していました。
隣は有名な中国銀行ビルです。
設計はあのザハ・ハディド事務所で「結ばれた金属の風船」と表現されています。
内部に風船アートで有名なジェフ クーンズの作と思われる赤いスワンがありました。
アプローチの空中歩廊、内部空間などすべてが曲線でとても芸術的に感じました。
また、記事によるとビルの75%を建築廃棄物の再利用で建設したとありました。
見に行くことをお勧めします。
事務局長 鴇田 隆(苗1973)
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【稲門建築会メルマガ】
総編集長 :稲門建築会会長 亀井忠夫(苗1977)
編集責任者:広報委員長 松井章一郎(苗1989)
学生委員 :楊依理(修2) 杉山美緒(修1) 工藤陽(修1) 中山陽南子(修1)
************************************
稲門建築会
Alumni Association of Waseda Architecture
169-8555 東京都新宿区大久保 3-4-1
早稲田大学 55-S-401
Tel&Fax: 03-3208-0640
E-mail: wap@toumon.arch.waseda.ac.jp
https://www.toumon.arch.waseda.ac.jp/
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会員番号 XXXX
ようやく春の訪れを感じられる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
写真は昨日執り行われた学位授与式の様子です。
今年は大隈講堂での開催となり、私も運営側として参加しました。
改めて、大隈講堂は多くの人々にとって思い出が詰まった特別な場所であることを実感しました。
卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
早稲田大学建築学科・研究科での学びと経験を糧に、それぞれの道でご活躍されることを心よりお祈りしております。
広報学生委員 杉山美緒(古谷・田中研究室 修士1年)
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00 コンテンツ
01 コラムNo.1 田辺新一教授
02 訃報 石福昭先生
03 こちら事務局
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01 コラムNo.1 田辺新一教授
2025年3月23日(土)午後、稲門建築見学会がつくばみらい市の「高砂熱学イノベーションセンター」で開催され、約60名の参加がありました。
設計は三菱地所設計、施工は竹中工務店によるものです。
高砂熱学工業は、皆様もご存じのように、我が国における空調設備のパイオニアです。
米国で世界初の近代空調がキャリア博士によって発明されたのは1902年といわれていますが、そこからわずか30年後、初代社長・柳町政之助氏は日本でターボ冷凍機を開発し、大阪朝日ビルにおいて冷房を実現しました。
その高砂熱学工業の創立100周年を記念し、「地球環境負荷の低減と知的生産性の向上を両立したサステイナブル建築」をコンセプトとして計画された研究施設が、「高砂熱学イノベーションセンター」です。
同施設では、省エネ、太陽光発電、バイオマス・コジェネレーションなどを組み合わせ、ZEB(Net Zero Energy Building)を達成しています。
ディマンド・レスポンスのためにテスラの蓄電池も設置されています。
田辺研究室も、同施設における検証評価などを共同で行っています。
これまでに、省エネ大賞 経済産業大臣賞、空気調和・衛生工学会賞、ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)賞、日経ニューオフィス賞など、数々の賞を受賞しています。
見学会は3班に分かれて行われ、約1時間半にわたり実施されました。
ワークプレースや実験室に加えて、空調の歴史や温湿度を体験できる施設も併設されています。
当日は亀井会長もお越しくださいました。
見学後には、環境建築の発展を目指す分野横断的な交流を目的としたディスカッションが開催されました。
ファシリテーターは堀川氏(日建設計)が務め、山本氏(高砂熱学)、大森氏(意匠・三菱地所設計)、金子氏(意匠・竹中工務店)、武藤氏(設備・三菱地所設計)、田辺のほか、会場の方々や学生も参加し、1時間にわたって活発な議論が行われました。
土曜日にもかかわらず快く受け入れてくださった高砂熱学の皆様に、心より感謝申し上げます。
なお、写真の背景には、同社も参画している「HAKUTO-R」の衛星モデルが写っています。
同社は現在、月面用水電解装置の開発にも挑戦しています。
写真左から:佐部利氏(高砂熱学・技術研究所長)、藤野氏(三菱地所設計)、山本氏(高砂熱学・研究開発本部長)、亀井会長、田辺、堀川氏(日建設計)
高砂熱学百年史
https://www.tte-net.com/100th/history/index.html
早稲田大学教授 田辺新一(苗1982)
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02 訃報 石福昭先生
元早稲田大学教授 石福昭先生(苗1955)が3月17日に亡くなられました。
葬儀はご家族だけで営まれたとのことです。
石福先生のご功績は稲門建築会HP早稲田建築アーカイブスに収められています。
http://waarchives.org/person/053/
故人を偲び心よりご冥福をお祈りいたします。
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03 こちら事務局
昨日は卒業式でした。
卒業生の皆さんおめでとうございます。
世界で活躍するよう祈念いたします。
さて、2/28に特別功労賞の選考委員会が開催されました。
長寿高齢化化のため50~60才代の受賞者が少なく本来若手に与える奨励が高齢化の傾向にあります。
現役の方のための賞を設ける必要があるのではという意見が出て、賞の見直しを行うことになりました。
3/14には企画運営会議が開催され亀井会長は大阪からリモート参加、杉谷副会長、田辺副会長、田名網副会長、各委員会委員長、副委員長が参加し、終了後飲み会が開催されました。
部屋が狭くぎゅうぎゅう詰めで、そのせいか話が盛り上がり、建築談議に花が咲きました。
そんな中で田辺先生が持ち回りで「コラム」を書いて会員に興味を持ってもらおうと言いだし、トップを切って書いていただくことになりました。
今号から始まりました。
稲門建築会では今後も楽しい企画をたくさん用意しております。
これらの活動のために会費の納入をお願いいたします。
メルマガ3月号 おまけ
先日香港に行って来たので建築の最新情報をお届けいたします。
香港島の中環の新たなランドマークビルとしてThe Hendersonが竣工していました。
隣は有名な中国銀行ビルです。
設計はあのザハ・ハディド事務所で「結ばれた金属の風船」と表現されています。
内部に風船アートで有名なジェフ クーンズの作と思われる赤いスワンがありました。
アプローチの空中歩廊、内部空間などすべてが曲線でとても芸術的に感じました。
また、記事によるとビルの75%を建築廃棄物の再利用で建設したとありました。
見に行くことをお勧めします。
事務局長 鴇田 隆(苗1973)
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【稲門建築会メルマガ】
総編集長 :稲門建築会会長 亀井忠夫(苗1977)
編集責任者:広報委員長 松井章一郎(苗1989)
学生委員 :楊依理(修2) 杉山美緒(修1) 工藤陽(修1) 中山陽南子(修1)
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E-mail: wap@toumon.arch.waseda.ac.jp
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