【竹谷とし子】軽減税率(2)慎重論の壁を破る
2016/02/19 (Fri) 12:15
こんにちは、竹谷とし子です。
前回のメールに続いて、軽減税率制度導入への取り組みをご紹介させて頂きます。
(少し長いのでお時間のある時にお読み下さい)
消費税の軽減税率の導入を勝ち取るには、さまざまな「壁」がありました。
大きな壁の1つが経理方式の問題でした。
消費税は、皆様にご負担頂く税ですが、納税手続きは商店や事業者の方が計算をして、税務署に申告、納付して下さっています。
これまで全ての商品が同じ税率だったものを、軽減税率が導入されると、これは8%、これは10%と、分けて計算して頂く必要があります。
そのため、事業者の方にお目にかかると「個人商店では対応できない」とか、「軽減税率が導入されているヨーロッパのような経理のやり方(インボイス方式)に変えるのは無理」、だから軽減税率には反対という声をたくさん頂きました。財務省の反対の理由にも挙げられていました。
そこで私は「外国と同じ経理方式にしなくても、日本に合ったやり方で軽減税率を導入できるはず」と考えました。
公明党は若手を中心に実務家チームを作り、公認会計士・税理士の私も参加して「壁」を打ち破るために奮闘しました。
昼間は国会、夜は地域を飛び回りながら、連日深夜の時間をつかって経理方式を徹底的に研究し続けました。
また、税法以外の問題は弁護士出身の議員が、ITシステムの問題はシステム開発経験のある議員が現場に飛んで情報を収集し、最終的に、現行の経理方式を土台にした帳簿方式によるやり方を提案しました。
与党協議会の場でも、私もその方式について説明し、質問に答えました。
その結果、財務省から公明党のやり方で「不可能ではない」との回答を引き出すことができ、そこから軽減税率導入に向けて大きく歯車が回り、実現に向けて動き出したのです。
軽減税率(3)へつづく
竹谷とし子
参議院議員・公認会計士
公明党女性委員会副委員長
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発行:公明党参議院東京選挙区第1総支部
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大きな壁の1つが経理方式の問題でした。
消費税は、皆様にご負担頂く税ですが、納税手続きは商店や事業者の方が計算をして、税務署に申告、納付して下さっています。
これまで全ての商品が同じ税率だったものを、軽減税率が導入されると、これは8%、これは10%と、分けて計算して頂く必要があります。
そのため、事業者の方にお目にかかると「個人商店では対応できない」とか、「軽減税率が導入されているヨーロッパのような経理のやり方(インボイス方式)に変えるのは無理」、だから軽減税率には反対という声をたくさん頂きました。財務省の反対の理由にも挙げられていました。
そこで私は「外国と同じ経理方式にしなくても、日本に合ったやり方で軽減税率を導入できるはず」と考えました。
公明党は若手を中心に実務家チームを作り、公認会計士・税理士の私も参加して「壁」を打ち破るために奮闘しました。
昼間は国会、夜は地域を飛び回りながら、連日深夜の時間をつかって経理方式を徹底的に研究し続けました。
また、税法以外の問題は弁護士出身の議員が、ITシステムの問題はシステム開発経験のある議員が現場に飛んで情報を収集し、最終的に、現行の経理方式を土台にした帳簿方式によるやり方を提案しました。
与党協議会の場でも、私もその方式について説明し、質問に答えました。
その結果、財務省から公明党のやり方で「不可能ではない」との回答を引き出すことができ、そこから軽減税率導入に向けて大きく歯車が回り、実現に向けて動き出したのです。
軽減税率(3)へつづく
竹谷とし子
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